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筋トレすると気持ち悪くなる原因は?治し方・予防法まで解説

2024/01/17
  • トレーニング

筋トレすると気持ち悪くなる…
トレーニング中の吐き気やめまいをどうにかしたい!

筋トレすると、吐き気やめまいがして気持ち悪くなるという方がいます。

筋トレ中に気持ち悪くなるのは、自身の体の状態だけでなく、トレーニングのやり方や環境、食事の取り方などが原因であることもあります。

この記事では、

  • 筋トレすると気持ち悪くなる原因
  • 筋トレ中に気持ち悪くならないための対策
  • 筋トレして気持ち悪くなったときの対処法

などをティーバランス南森町店のトレーナーが解説します。

筋トレ中の不調の原因を突き止めて、快適にトレーニングしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

■執筆トレーナー

  • 杉本 勝盛[ティーバランス南森町店]

    所有資格 NESTA PFT認定

    学生時代はサッカーをしていて、引退してから何かに取り組みたいなと思い身体を動かすのが好きだったのでトレーニングを初めました。
    高校時代はレジでのバイト経験があるので接客力は自信があります!
    食事に関しても全力で力添えさせて頂くのでよろしくお願い致します!

筋トレ中に気持ち悪くなる原因

筋トレすると気持ち悪くなる原因

まずは、筋トレすると気持ち悪くなる原因を紹介します。

対策を立てるためにも自分は何が原因かチェックしてみましょう。

オーバートレーニング

筋トレに慣れてきた方が注意するべきなのが、オーバートレーニングです。

オーバートレーニングは筋トレの疲労が回復せずに溜まっている状態であり、吐き気やめまいで気持ち悪くなったり、思い通りに体が動かなくなったりします。

「早く筋肉をつけたい!」と熱心に筋トレに取り組む方ほどなりやすいため、注意してください。

運動後低血圧

筋トレ中の吐き気の原因として、運動後低血圧による酸欠が挙げられます。

筋トレなどの運動をすると心拍数が上がって血の流れが活発になり、血管が拡張します。そして運動をやめると心拍数が減って血の流れは穏やかになりますが、血管はしばらく拡張したままになるため、低血圧を起こすことがあるのです。

血液は酸素を届ける役割があるため、運動後に低血圧が起こると脳への酸素の供給が少なくなり、気持ち悪いと感じるでしょう。これが筋トレで吐き気がする原因です。

症状がひどくなると、めまいや気を失う恐れもあります。

呼吸が止まっている

筋トレ中に呼吸が止まっていると、酸素濃度の低下により吐き気を覚えることがあります。
特に不慣れな方は、体に力を込める際、無意識に呼吸を止めてしまっていたり、呼吸をしないほうが力が出ると誤った認識をしたりしている場合があるのです。

筋トレのより効果を実感するためにも、正しい呼吸をすることは重要です。
不安な方は、パーソナルジムでトレーナーの指導を受けてみてはいかがでしょうか。

パーソナルジムのティーバランスでは、トレーナーによるマンツーマン指導を受けつつ筋トレできます。
呼吸も含め、正しい筋トレのやり方を身につけたい方におすすめ
です。

低血糖になっている

糖は、体を動かすためのエネルギー源です。糖は脳の主なエネルギー源でもあるため、低血糖になると脳の細胞の働きに影響を及ぼし、吐き気を感じて気持ち悪くなる、動悸、集中力の低下といった症状につながります。

特に、普段糖質制限をしている方は、筋トレで低血糖を起こしやすく、注意が必要です。

部屋が暑すぎる

筋トレ中に室温が高いと、脱水や体温の上昇を起こして気持ち悪くなることがあります。 そのまま無理をすると、熱中症で倒れる可能性もゼロではありません。
ジムは運動をするために適切な温度に保たれている場合が多いですが、自宅では注意しましょう

迷走神経反射

迷走神経反射とは、自律神経のバランスが崩れ、血圧や脈拍数が低下することで脳への血液供給量が不十分になる現象です。
吐き気やめまい、冷や汗、失神などを招くことがあります。

運動中の迷走神経は、上半身に集中していた血液が、運動を中止することで下半身に一気に流れることで起こりえます。

貧血を起こしている

筋トレ中の貧血は、大量に汗をかくことで鉄分が失われたり、足裏に衝撃を受けて赤血球が壊れたりすると起こりやすくなります。

また激しい運動をすると酸素の消費量が増えるため、血液の水分量を増やして血流を良くする必要があります。しかし、それによって血液中の赤血球やヘモグロビン濃度が薄くなると、貧血を起こす場合があるのです。

脱水症状を起こしている

筋トレ時に吐き気を感じて気持ち悪くなるのは、脱水症状が原因である可能性もあります。

体内の水分が不足すると喉が渇くだけでなく、吐き気やめまい、ふらつきを感じることがあるのです。

人間は1日あたり2.5Lほどの水分が必要と言われていますが、筋トレは汗をかく分、さらに水分が必要です。吐き気を防ぐために筋トレするときは積極的に水を飲み、脱水症状にならないように意識しましょう。

睡眠不足

睡眠不足の状態で筋トレをすると、自律神経のバランスが乱れ、気持ち悪くなって吐き気を感じたり、息切れや動悸を起こしたりすることがあります。

また血管が収縮する動きが鈍り、血行不良から来る吐き気・頭痛を感じることもあるでしょう。

睡眠不足は集中力を低下させるため、筋トレ時の怪我のリスクも高まります。筋トレ前日は6〜8時間程度、質の良い睡眠をとることを心がけましょう。

食べ物の消化不良

筋トレ前に食べすぎると、消化不良を起こして吐き気を感じる原因になります。

食後は食べ物を消化するために、胃が血液を必要としています。

しかし、筋トレをすると腕や脚など他の部位に血液が流れ、うまく食べ物を消化できず、気持ち悪くなることがあるのです。

筋トレで気持ち悪くならないための対策

筋トレ中に気持ち悪くならないための対策

筋トレすると気持ち悪くなってしまう人は、事前に対策を立てておきましょう。

ここでは、筋トレ中に気持ち悪くならないための対策を紹介します。

筋トレ中に気持ち悪くなりやすい、体調を崩すのが不安という方は、パーソナルジムの利用も検討しましょう。

パーソナルジムのティーバランスでは、知識・経験豊富なトレーナーがマンツーマンでトレーニング指導を行います。
自分に合う負荷、整った空調、その日のコンディションを考慮したメニューでトレーニングでき、体調不良を招きにくくなるでしょう。

休憩(インターバル)をとる

筋トレ中の吐き気を防ぐために、インターバルはしっかりとりましょう。

インターバルの長さは種目によりますが、負荷が高くないメニューなら30秒〜1分ほど、負荷が大きいメニューなら1〜3分ほどを目安にすることをおすすめします。

「まだ休みたい」と感じるなら体調を優先して構いません。

▼筋トレのインターバルについてはこちら▼
筋トレのインターバルを解説!効果を高めるおすすめの時間

トレーニング前に糖質をとる

低血糖による筋トレ中の吐き気を防ぐため、体重1kgあたり1〜4g程度の糖質を、運動の1〜3時間前に摂取しましょう。おにぎりやうどん、バナナといった食品がおすすめです。

また、長めに筋トレする場合は途中で糖質が枯渇する可能性があるため、スポーツ飲料を取り入れてみてください。

▼筋トレ前後の糖質摂取方法についてはこちら▼
筋トレするなら炭水化物(糖質)は必須!摂取量の目安やおすすめの摂り方を紹介

消化しにくいものは直前に食べない

筋トレ直前に消化しにくいものを食べると、消化不良で吐き気を感じることがあるため、食事の内容は要注意です。

筋トレをする数時間前の食事では油分が多いものを避け、バナナやおにぎり、サンドイッチ、ヨーグルトなどを食べると良いでしょう。

筋トレ30分前に糖質を補充する場合は、ゼリー飲料やスポーツドリンクなどを利用するのもおすすめです。

鉄分を普段からとる

筋トレ中の吐き気を防ぐには、普段から意識的に鉄分をとることも大切です。貧血による吐き気を抑える効果が見込めます。

一日に必要な鉄分の量は成人男性8mg女性18mgほどとされており、筋トレをする方は運動中に汗で鉄分が失われたり、赤血球濃度が薄くなったりするため、積極的に取り入れましょう。

以下のような食材には、鉄分が多く含まれています。

  • レバー
  • 赤身肉
  • 豆乳
  • 茹でそば
  • しじみ
  • さんま

足りない場合はサプリメントで補っても良いでしょう。

体調を万全にする

筋トレ中の吐き気対策としては、きちんと体調を整えることが大切です。

特に睡眠不足だと筋トレ中に吐き気を感じて気持ち悪くなる可能性があるほか、集中力が低下したり、やる気が出なかったりして、筋トレ効果を充分に発揮できず、怪我につながる恐れもあります。

前述の通り、6~8時間ほどの睡眠をとると良いでしょう。

どうしても体調がすぐれないときには、しっかりと休むことをおすすめします。

自分のレベルに合った負荷に調整する

筋トレで負荷をかけすぎるとオーバートレーニングになってしまうため、吐き気対策には自分のレベルに合う負荷の筋トレを行うことも重要です。

特に筋トレ初心者は、最初から強すぎる負荷をかけるのは避けましょう。「ちょっと物足りない」という程度でも効果はあります。

筋トレにおいて、大切なのは継続すること。過度な筋トレで吐き気を引き起こし、体調を崩して諦めてしまうのはもったいないです。

室温は26度程度にする

筋トレ中は、室温を26度ほど、激しいトレーニングなら22〜26度ほどに調節するのがおすすめです。暑いと感じたら空調を調節しましょう。

換気も適切に行い、酸欠予防を忘れないでください。

筋トレ中に気持ち悪くなったときの治し方

筋トレして気持ち悪くなったときの治し方

気をつけていても、筋トレ中に気持ち悪くなることはあります。

ここからは、筋トレしてて気持ち悪くなったときの治し方を紹介します。

一旦トレーニングを中断する

筋トレをしていて気持ち悪くなったときは、一旦トレーニングを中断してください。無理してトレーニングを続けるとどんどん体調は悪くなっていく可能性があります。

一度静かに休める場所へ移動し、横になったり、水分をとったりしましょう。ゆっくり休んで調子が落ち着いてきたら、その日は筋トレを続けるのを避けます。

もし、体調がなかなか元に戻らなかったら、病院へ行くことも検討してみてください。

深呼吸する

筋トレ中に吐き気を感じたら、まずは大きく深呼吸しましょう。ゆっくりと腹式呼吸をして全身に酸素を取り入れることで、酸欠状態の解消につながります。

深呼吸をするときは、鼻から息を吸って、吸ったときよりもゆっくりと口から息を吐きましょう。吐き気を感じても慌てる必要はありません。「まずは冷静になって、深呼吸」と覚えておいてください。

水分補給する

筋トレ中の吐き気への対処には水分補給も有効です。

普通の水よりも吸収しやすく、同時に糖質やミネラルといった栄養もとれるスポーツドリンク、もしくはタンパク質も補えるプロテインドリンクで水分補給をすると良いでしょう。

水分をゆっくりと補給して、体を落ち着かせてください。

クールダウンする

トレーニングで体に熱がこもって�る状態は、気持ち悪くなりやすいです。
そのため、一度クールダウンすると気持ち悪さが治るケースもあります。

冷たい水を飲んだり、濡らしたタオルで首や顔を拭いたりして、体温を下げてみましょう。

糖質を補給する

空腹状態で筋トレを始め、吐き気とともに強い空腹感や動悸を感じる場合は、低血糖になっている可能性があります。

低血糖による吐き気への対処としては、ブドウ糖が入っているスポーツドリンクなどで糖質を補給し、15分ほど安静に過ごすことをおすすめします。それでも症状が改善しない場合は、さらに糖質を摂取しましょう。

加圧シャツを脱ぐ

加圧シャツを着用して筋トレを行い、吐き気を感じた場合は、加圧シャツは脱ぎましょう

その他、きついスポーツウェアも血流を妨げて吐き気につながる可能性があるため、ゆったりとした衣類に着替えて筋トレしましょう。

症状が続く場合は医療機関を受診する

トレーニングを中断してしっかり休んでもなお、吐き気などの症状が続く場合は、自分でなんとかしようとせずに、医療機関を受診しましょう。

酸欠などの場合は少し休めば回復するケースがほとんどですが、続く場合は不整脈や心筋梗塞などの可能性も否定できません。

そのまま放置すると危険なため、医療機関を頼りましょう。

筋トレすると吐き気やめまいがするのは病気?

筋トレすると吐き気やめまいがするのは病気?

筋トレをするたびに吐き気やめまいに悩まされていたら、「気持ち悪くなるのは何か病気が隠れているのではないか?」と心配になる方も多いのではないでしょうか。

もし、筋トレをするたびに体調が悪くなり、なかなか治らない場合は病院へ行って、診察を受けてください。何も病気がない可能性もありますが、何かしらの病気が隠れている可能性もゼロではありません。

不整脈や心筋梗塞のほか、運動によって引き起こされる頭痛もあるため、放置せずに病院で受診することをおすすめします。

筋トレ中に気持ち悪くなったときは無理せず休もう

筋トレ中に気持ち悪くなったときは無理せず休もう

この記事では、筋トレ中に気持ち悪くなったときの原因や対処法についてティーバランス南森町店のトレーナーが解説しました。

筋トレすると気持ち悪くなる原因は、酸欠や水分不足、睡眠不足、低血糖、貧血などが挙げられます。

また、強い負荷の筋トレによるオーバートレーニングも、吐き気につながります。筋肉はすぐにつくものではありません。最低でも1〜3ヶ月ほど継続した結果、蓄積されるもの。焦って負荷をかけすぎる筋トレは逆効果です。

吐き気の対策をしながら、万全な体調でトレーニングを行うと効果を得られます。

自分のペースで、無理のない筋トレを意識しましょう。

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