パーソナルトレーナーに年齢制限はある?仕事としての将来性も解説
- トレーナー
パーソナルトレーナーになるのに年齢制限はある?
パーソナルトレーナーに必要な要素は?
パーソナルトレーナーは将来性がある仕事?
好きなことを仕事にできたら幸せですよね。趣味でトレーニングをしている方は、「転職してパーソナルトレーナーになるのも良いな」と考えることもあるのではないでしょうか。
しかし、パーソナルトレーナーはハードな仕事というイメージが強く、「自分では年齢的に無理なのでは」と諦める方もいるでしょう。
この記事では、
- パーソナルトレーナーに年齢制限はあるのか
- パーソナルトレーナが年齢よりも重視したい3つの要素
- パーソナルトレーナーの将来性
- パーソナルトレーナーの平均年収
などについてティーバランス吉祥寺店のトレーナーが解説します。
パーソナルトレーナーになりたいけど年齢が気になるという方は、ぜひ最後までご覧ください。
■執筆トレーナー
目次
パーソナルトレーナーに年齢制限はない!
パーソナルトレーナーに年齢制限はありません。
50〜60代で活躍されている方や30〜40代で異業種から転職した方などさまざまです。
パーソナルトレーナーになるのに必須の資格もないため、未経験でも意欲があれば年齢関係なく誰でもなることができます。
近年はアスリートや芸能人だけでなく、一般の方もダイエットやボディメイクなどの目的でパーソナルトレーナーの指導を受けるようになり、利用者の幅も広がっています。
さらに、健康需要の拡大に伴って高齢トレーニーも増加傾向にあり、悩みに寄り添った指導ができる同年代のパーソナルトレーナーも増えているのです。
そのため、年齢でパーソナルトレーナーになることを諦める必要はありません。
なぜパーソナルトレーナーに年齢制限がないのか、さらに詳しい理由を解説していきます。
体力よりも経験が重要
パーソナルトレーナーは体力よりも経験が重要な職業です。
顧客と年齢が近ければ、同じ悩み抱えていたり、経験していたりすることが多くなります。顧客の悩みに寄り添いやすく、アドバイスや指導にも説得力が増すのです。
さらに、パーソナルトレーナーは顧客の悩みを聞き出して的確なアドバイスを行う必要があるため、話しやすさも重要です。
年齢が近いと顧客も気軽に悩みを相談しやすく、パーソナルトレーナー自身も気持ちに共感できるのです。
激しい運動は必要ない
パーソナルトレーナーは体力を使うイメージがあるので、年齢を重ねると自分には無理だと諦める方もいるでしょう。
しかし、パーソナルトレーナーの仕事は顧客のトレーニング指導や食事管理などがメインで、激しい運動は必要ありません。
マシンの使い方やトレーニング方法のデモンストレーションを行えるような体力や、ムキムキのマッチョとまではいかなくても最低限の引き締まった体を維持すれば良いでしょう。
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パーソナルトレーナーはマッチョなほうがいい?筋肉質な体作りのポイントを解説
ビジネススキルがあると成功しやすい
パーソナルトレーナーは自分自身を売り込むビジネススキルがあると成功につながりやすいです。
指導技術が優れていても、新規顧客の獲得やリピーターを増やしていかないとパーソナルトレーナーとして仕事を続けることはできません。自分の強みを活かしたセルフブランディングの方法や集客に必要なマーケティング知識を学ぶことも大切です。
異業種で働いてきた方の場合、その仕事のなかでパーソナルトレーナーに必要なビジネススキルやコミュニケーション能力などが身につけている可能性があります。
さらに、ある程度の年齢まで長く働くなら、独立志向を持つと良いでしょう。将来的に独立して経営側に回るというキャリアアップがおすすめです。
▼パーソナルトレーナーとして独立する方法を解説▼
パーソナルトレーナーとして独立する方法!年収や開業費用、成功するコツを解説
パーソナルトレーナーが年齢よりも重視したい3つの要素
パーソナルトレーナーになるには、年齢よりも知識や資格、スキルなどが必要です。
続いては、パーソナルトレーナーになるために重視したい3つの要素について解説します。
専門的な知識
パーソナルトレーナーには運動生理学や解剖学、栄養学など幅広い専門的な知識が必要になります。
研修制度の充実したジムに就職して働きながら勉強したり、パーソナルトレーナー養成スクールに通ったりするのも良いでしょう。
資格・ライセンス
前述の通り、パーソナルトレーナーになるために必須の公的な資格はありません。
しかし、資格を持っているとパーソナルトレーナーとして必要な専門知識を一定以上有しているという証明になるため、就職や転職、集客に有利に働きます。
さらに、特定の資格を持っていることが応募条件になっているジムがあるほか、持っていれば資格手当がつく場合もあります。働きたいジムが決まっている場合は、必ず資格が必要なのか、有利に働くのかをチェックしておきましょう。
【パーソナルトレーナー向けの資格一覧】
- NESTA liFT(NESTA認定パーソナル・フィットネストレーナー認定資格)
- JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)
- NSCA-CSCS(NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
- NSCA-CliT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
- JHCA-FC(JHCA認定フィジカルコンディショナー)
- JSliO-AT(JSliO認定アスレティックトレーナー)
- 健康運動指導士
- 健康運動実践指導者
- 管理栄養士・栄養士
- 理学療法士
- 柔道整復師
▼パーソナルトレーナー向けのおすすめ資格を紹介▼
パーソナルトレーナーの資格どれがいい?主な種類を一覧で紹介
コミュニケーションスキル
パーソナルトレーナーになるには、コミュニケーションスキルも重要な要素です。
パーソナルトレーナーはカウンセリングや何気ない会話のなかで顧客の悩みや目的を汲み取り、それに合ったトレーニングや食事メニューを組む必要があります。
また、顧客がパーソナルトレーナーを選ぶときは、話しやすさも判断材料の一つとなります。
接客のなかで顧客に嫌な思いをさせず気持ち良く会話ができることで、「またこの人にお願いしたい」と思ってもらえれば、リピーターが増えていきます。
パーソナルトレーナーとして働くのには年齢が高いと思っている方でも、それまで培ってきたコミュニケーションスキルで、成功につながる可能性があるのです。
パーソナルトレーナーは将来性がない?
パーソナルトレーナーは年齢を重ねても長く安定して働くことができるのか、将来性について心配に思う方も多いのではないでしょうか。
近年パーソナルトレーニングの需要は増加傾向にあるため、パーソナルトレーナーは将来性のある仕事だと考えて問題ないでしょう。
高齢化社会において健康寿命を伸ばすことは非常に大切です。そのため、今後も運動意識が高まり、パーソナルトレーニングの需要は増えていくと考えられます。
また、これまではスポーツ選手や芸能人などの利用者がメインでしたが、近年はパーソナルトレーナーを利用するハードルが下がっています。
短期間で効率的にダイエットやボディメイクを目指す手段として、一般の利用者も拡大傾向にあるのです。
パーソナルトレーナーの平均年収は?【年齢別】
パーソナルトレーナーとして働こうと考えたときに、特に気になるのが年収ではないでしょうか。
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」では、「スポーツインストラクター」の年齢別年収の統計情報が公開されています。
スポーツインストラクターにはさまざまな運動・スポーツ指導に関わる仕事が含まれているので、パーソナルトレーナーだけの年収データではありませんが、参考になるでしょう。
年齢 | 年収 |
---|---|
19〜20歳 | 191.96万円 |
20〜24歳 | 295.71万円 |
25〜29歳 | 337.33万円 |
30〜34歳 | 387.63万円 |
35〜39歳 | 423.71万円 |
40〜44歳 | 426.91万円 |
45〜49歳 | 447.25万円 |
50〜54歳 | 449.17万円 |
55〜59歳 | 409.97万円 |
60〜64歳 | 377.31万円 |
65〜69歳 | 380.35万円 |
70歳〜 | 257.18万円 |
参考:スポーツインストラクター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
パーソナルトレーナーは運動・スポーツに関わる職業なので、年齢が若いほうが適していると思われやすいですが、年収のピークは50〜54歳ほどです。
現役で活躍している方のほか、独立開業して経営に回っている方もいるため、平均するとこの年齢の年収が高いのかもしれません。
パーソナルトレーニングジムのティーバランスではさまざまな形態での求人があり、独立支援制度のある業務委託として働くこともできます。
独立後に月収が90万円以上になったという実績もあり、将来的にパーソナルトレーナーとして独立して年収アップを目指したい方におすすめです。
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また、パーソナルトレーナーの年収は、働き方によっても変わります。
正社員として働く場合
ジムの正社員としてパーソナルトレーナーになる場合、平均年収は353万円ほどです。月収にすると29万円ほどになります。
パーソナルトレーニングジムの求人を見てみると、初任給は20万円〜25万円ほどのところが多いです。固定給にプラスしてインセンティブや歩合給がつく場合もあります。
参考:パーソナルトレーナーの仕事の平均年収は353万円/平均時給は1,025円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス
業務委託として働く場合
業務委託は独立して個人事業主になり、ジムと業務委託契約を行なう働き方です。
業務委託は時給制や日当という場合もありますが、基本的に歩合制が多いです。
「セッション数×単価」からジムに支払う手数料が引かれて報酬が決まります。セッション1回あたりの料金は時間によっても異なりますが、一般的に6,000円〜2万円ほどが相場になるでしょう。
業務委託の場合、1日のセッション数によっても収入が大きく変わります。
月に20日働き、1セッションあたりの単価9,000円、手数料が50%だとした場合の年収は以下の通りです。
例)セッション数×単価(9,000円)×手数料(50%)=収入
セッション数 | 月収 | 年収 |
---|---|---|
1日平均 2回の場合 (月40回) | 18万円 | 216万円 |
1日平均 3回の場合 (月60回) | 27万円 | 324万円 |
1日平均 4回の場合 (月80回) | 36万円 | 432万円 |
1日平均5回の場合 (月100回) | 45万円 | 540万円 |
1日平均6回の場合 (月120回) | 54万円 | 648万円 |
歩合制の業務委託で年収をアップさせるには、セッション数を増やすために新規顧客やリピーターを獲得することが重要です。
経験や実績を積み重ねて人気トレーナーになれば、単価もアップできます。セッション数と単価をアップさせることができれば、年収1,000万円も夢ではありません。
▼パーソナルトレーナーで年収1,000万円を目指すコツを解説▼
パーソナルトレーナーは儲かる?年収1000万以上稼ぐ成功の秘訣を解説
完全フリーランスで働く場合
パーソナルトレーナーには完全フリーランスという働き方もあります。
業務委託と同様に独立して個人事業主になるのですが、ジムと業務委託契約をするのではなく、顧客個人と直接契約していく働き方です。
顧客から受け取る単価がそのまま報酬になりますが、トレーニングスペースのレンタル費用や家賃、器具やマシンの費用、交通費などの経費がかかります。
完全フリーランスの年収は業務委託と同じように、セッション数や単価によって幅があり200万〜650万円ほどと言えるでしょう。
パーソナルトレーナーに年齢制限はない!自分に合った働き方を見つけよう
パーソナルトレーナーの年齢制限についてティーバランス吉祥寺店のトレーナーが解説しました。
パーソナルトレーナーになるのに年齢は関係ありません。近年は高齢のトレーニーも増加傾向にあり、同年代のパーソナルトレーナーの需要も高まっています。
ジムによってターゲットとなる年齢層は異なるので、年齢関係なくさまざまな年代の方がパーソナルトレーナーとして活躍できるでしょう。
幅広い年齢の方が活躍できるジムを探しているなら、パーソナルトレーニングジムのティーバランスがおすすめです!
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